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[旅行コラムその7]2014年の祇園祭の日程は去年と異なります。

日本三大祭の1つである、京都の祇園祭は毎年7月に行われます。祇園祭は八坂神社の祭礼で、大阪の天神祭、東京の神田祭と合わせて、日本三大祭とされています。
祇園祭の歴史は古く、約1100年前に始まった祇園御霊会が起源だと言われています。祭は7月1日から31日までなのですが、観光客が賑わうのはハイライトである山鉾巡行とその前の夜の宵山です。2014年が去年と違う点は、「大船鉾(おふねほこ、Ofune Hoko)」が新たに復興し巡航に参加することと、1965年から2013年まで行われていた1回の山鉾巡行の日程が、今年は前祭巡行と後祭巡行の2度行われる点です。

主な日程だけ抜粋します。

7月2日  くじ取式
7月14日〜16日 前祭宵山(さきまつりよいやま、Sakimatsuri Yoiyama)
 四条通・烏丸通りは15日、16日のみ車両通行止め、露店あり、祇園囃子
7月17日 前祭巡行(23基の山鉾)
7月21日〜23日 後祭宵山(あとまつりよいやま、Atomatsuri Yoiyama)
 山鉾のある町内は車両通行止め、四条通は歩行者天国なし、露店なし
7月24日 後祭巡行(10基の山鉾)

観光客としてみるなら、やはり7月15日から17日の祭のハイライトで、観光客も一番多く賑わう前祭宵山(さきまつりよいやま、Sakimatsuri Yoiyama)と前祭巡行でしょう。特に宵山の夜はとても幻想的な雰囲気が町に漂います。しかしながらあくまで町内の祭であるので、見せてもらう気持ちで行くととても楽しめるでしょう。宵山の時期には個人宅の珍しい展示物もその時期のみ見られるものもあるので、下調べは必須です。山鉾周辺は大変な人になるので、見たい山鉾がどこにあるか前もって調べた上で、時間に十分のゆとりをもち見に行きましょう。もちろん雰囲気だけ味わう方は人気の山鉾だけをお目当てに行くのも良いと思います。

京都市観光協会が巡行のコースの詳細と時間を掲載しています。参考にしてください。
https://www.kyokanko.or.jp/gion/junkou.html

*山鉾行事は昭和54年に国の重要無形民俗文化財に指定され、平成21年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。

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