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[旅行コラムその6]にっぽんの温泉100選中間発表

毎年、週刊「観光経済新聞」から発表されている、「にっぽんの温泉100選」ですが、今年の中間順位が発表されました。すでに投票は締め切られましたが、今年の中間順位は、長年1位だった「草津温泉」を抑え、大分の「湯布院温泉」が暫定で1位になっているようです。「湯布院温泉」は前年は3位でした。
今年の中間順位(1位〜10位)は下記の通りです。

 1位 湯布院温泉(大分)、昨年3位
 2位 草津温泉(群馬)、昨年1位
 3位 指宿温泉(鹿児島)、昨年5位
 4位 登別温泉(北海道)、昨年2位
 5位 別府八湯温泉(大分)、昨年9位
 6位 道後温泉(愛媛)、昨年7位
 7位 黒川温泉(熊本)、昨年4位
 8位 下呂温泉(岐阜)、昨年6位
 9位 有馬温泉(兵庫)、昨年8位
10位 和倉温泉(石川)、昨年12位

中間順位をみると、20位以上ランクアップしているのは下記の温泉です。

 花巻温泉(岩手) 73位→43位
 天童温泉(山形) 80位→51位
 おごと温泉(滋賀) 91位→62位
 黄金崎不老ふ死温泉(青森) 98位→69位
 
またランク外(101位以下)から100選に順位を上げて目立っているのが、長湯温泉(大分)で今回は65位が中間順位です。
ランク外からあがってきた温泉地は特に東北各地の温泉が多く、震災や原発事故からの回復基調も要因であると思います。
まだまだこれから温泉地の回復を本格的にしていきたいものです。
他に順位を上げている温泉地は観光PRをこまめにしたり、旅博などの旅行博覧会でPRを行ったり、そうした活動が功を奏している温泉地も目立っているようです。

ジャンプアップした長湯温泉ですが、大分県久住山の東、直入町にあります。現在温泉療養地であるドイツ・バードクロチンゲンと姉妹都市を結んでいて、この町でもドイツ文化を感じることが出来る珍しい温泉地です。泉質は二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉の2種類があります。この温泉地は「ガニ湯」と言って、川の中にある無料の露天風呂が有名です。混浴ですが、女性は水着を着て入ることも出来るそうです。ラムネの湯という炭酸が豊富に含まれているために入ると肌に気泡がたくさん付くという温泉も有名で、知名度がアップした理由もわかります。大分湯布院ICからは約35キロなので、車で行く場合は大分温泉地巡りも良いかも知れませんね。

*参考文献、サイト等
・週刊観光経済新聞サイト

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